職業野球を追いかけて

引退・戦力外・自由契約になったプロ野球選手を紹介したり、トレードやドラフトなどの各種データを掲載するブログです。

兵役に取られた速球派-イ・デウン

イ・デウン(李大恩)
1989年3月23日生まれ
188cm 86kg 右投げ右打ち
千葉ロッテマリーンズ(2015〜2016)

f:id:akirachris:20200217024212p:plain

韓国の高校を卒業後、渡米してカブスのマイナーリーグに所属した。しかし、メジャー経験は無く、2014年オフにロッテに入団が決定。

1年目となる2015年は開幕ローテーションに入り、3戦目のソフトバンク戦で早速先発。6回1/3を投げて4失点と及第点の成績で初勝利を手にした。

150キロを超えるストレートが武器の速球派という触れ込みで、実際に平均球速も140キロ後半くらい。前評判は間違いではなかった。
しかし、そのストレートで空振りを奪えない。初登板こそ9奪三振を記録したが、次の試合では5回を投げて2奪三振。さらに制球も悪かった。

投球内容もそれほど圧倒的というわけではなく、防御率も4点台。にも関わらず、なぜか勝ち運があり、5月まで6勝1敗と最多勝を争った。
ただ不安定な投球に見切りをつけられたのか、6月からはリリーフに配置転換。どうやら適正はこちらにあったようで、先発よりも安定した投球を見せた。相変わらずストレートは速いだけだが、フォーク(スプリット?)で三振を奪う場面が目についた。

ようやく適正を見つけたようだが、夏場から再び先発に戻ると投球が崩れた。今度ばかりは勝ち運だけではどうにもならず、黒星が付く試合も。
先発で結果が出ないともう一度救援転向。さらに終盤はまた先発転向と配置転換の繰り返し。最後の3先発した試合は3敗でシーズンが終了、序盤の勝ち運はどこへやらで、最終的には9勝9敗の成績だった。

起用法の変化に振り回された印象が強いが、勝ち負け自体は本人の能力通りといった印象。防御率も3.84と普通の成績で、与四球63はリーグトップ。

ところが一転2年目は登板数が激減。1試合先発して4回途中で降板すると二軍落ち。
二軍では24試合に投げて10勝8敗。最多勝を獲得する活躍を見せたが、母国・韓国で兵役が待っているためにオフに退団した。

 

一軍に上げられなかった理由は、112回を投げて被安打111、与四球55とランナーを出しすぎたためか。 ストレートで空振りを奪えたり、フォークを上手く使えたりしていれば、いい成績を残していたように思う。